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2ヵ月に1回の治療

この治療では、毎日、錠剤を服用するかわりに、
2ヵ月に1回、2種類の注射による治療を受けます。

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2ヵ月に1回のボカブリア+リカムビス®使用説明動画

この動画では、この治療の全体像を説明します。治療ステップや治療スケジュールの設定などをわかりやすく紹介します。

錠剤の服用

1ヵ月目

2種類の錠剤を食事中または食直後に1日1回、1ヵ月間(少なくとも28日間)を目安に服用します。
この錠剤には、この後使用する注射と同じ有効成分が含まれています。
ステップ1では、お薬の有効成分による副作用の有無やこの治療があなたに合っていることを確認します。

副作用について

副作用の発現には個人差があります。錠剤の服用中に何か体の異常を感じたり、いつもと違うと感じた場合は、すぐに主治医などの医療関係者に連絡してください。
このお薬で起こる可能性がある主な副作用をこちらのページに掲載しているので、治療を開始する前に、副作用について理解しておきましょう。
質問があれば、主治医などの医療関係者にご相談ください。

次のことに気をつけてください

  • 2種類の錠剤(カボテグラビル、リルピビリン)を1ヵ月間(少なくとも28日間)を目安に食事中
    または食直後に1日1回決まった時間帯に一緒に服用してください。

注射治療の開始

2、3ヵ月目

2ヵ月目と3ヵ月目に、2種類の注射をします。
1ヵ月間(少なくとも28日間)の錠剤の服用の後で、主治医などの医療関係者とともにお薬の有効成分による副作用の有無やこの治療があなたに合っていることを確認し、問題がなければ注射治療を始めます。
最後に錠剤を服用する日に、初回の注射治療を行います。
お薬の濃度を高めるために、初回の注射治療から1ヵ月後に、もう一度同じ注射治療を行います。

次のことに気をつけてください

2ヵ月目

  • 医療機関で注射治療を受けます。
  • 2種類の注射を臀部(おしり)の左右異なる側の筋肉または片側の臀部(おしり)の筋肉で2cm以上間隔をあけて、それぞれ1種類を注射します。

3ヵ月目(初回の注射治療から1ヵ月後)

  • お薬の濃度を高めるために、初回の注射治療から1ヵ月後に、もう一度同じ注射治療を行います。

注射治療の通院ができない場合は、できるだけ早く通院している医療機関や主治医などの医療関係者に連絡してください。

2ヵ月に1回の注射治療の継続

5ヵ月目~(以降2ヵ月に1回)

このステップから、2ヵ月に1回の注射治療が始まります。
2ヵ月に1回医療機関に通院し、注射治療を続けます。

次のことに気をつけてください

2ヵ月に1回の通院

  • 必ず2ヵ月に1回の通院予約日を守って医療機関へ通院し、注射治療を受けてください。
    2回目以降の注射治療は、投与予定日の前後7日以内に行います。
  • このステップから、2ヵ月に1回の注射治療を継続します。

注射治療の通院ができない場合は、できるだけ早く通院している医療機関や主治医などの医療関係者に連絡してください。

副作用について

注射治療を始める前に、1ヵ月間(少なくとも28日間)を目安に錠剤を服用して、お薬の有効成分による副作用の有無やこの治療があなたに合っていることを確認します。
副作用の発現には個人差があります。錠剤の服用中に何か体の異常を感じたり、いつもと違うと感じた場合は、すぐに主治医などの医療関係者に連絡してください。
このお薬で起こる可能性がある主な副作用を以下に記載しているので、治療を開始する前に、副作用について理解しておきましょう。
質問があれば、主治医などの医療関係者にご相談ください。

起こる可能性がある注射部位反応以外の主な副作用(1~10%未満の発現頻度)

次の症状があらわれる場合があります。

  • 頭痛、不安、異常な夢、不眠症、浮動性めまい、うつ病、傾眠
  • 悪心、下痢、嘔吐、腹痛、鼓腸
  • 発疹
  • 筋肉痛
  • 発熱、疲労、無力症、倦怠感
  • 体重増加、トランスアミナーゼ上昇、リパーゼ増加

次のような症状があらわれた場合は、
主治医などの医療関係者にすぐ連絡してください

  • アレルギー反応の症状
    (顔のむくみ、呼吸困難、発疹、高熱など)
  • 感染症の症状
    (発熱、頭痛、腹痛、呼吸困難など)

また、注射治療開始後には、上記の副作用のほかに注射部位反応が起こることもあるので、
注射部位反応についても理解しておきましょう。

注射部位反応

注射したところが痛くなったり、かゆくなったりすることがあります。
どのような症状が起こることがあるのかを知っておきましょう。


  • 注射したところが、少し痛かったり、硬くなっているように感じることがあります。
  • その注射したところが、腫れたり、赤くなったりすることもあります。

(10%以上の発現頻度)

  • 疼痛
  • 結節
  • 硬結

(1~10%未満の発現頻度)

  • 不快感
  • 腫脹
  • 紅斑
  • そう痒感
  • 内出血
  • 熱感
  • 血腫
  • 知覚消失

そのほかの注射部位反応が起きたり、時間がたっても痛みが続くような場合は、
必ず主治医などの医療関係者に相談してください。


注射部位反応への対処法
− 注射したところの違和感を和らげるために

  • 体を動かしたり、ストレッチをするように心がけましょう。
  • 長時間、座り続けないようにしましょう。
  • 激しい運動は避けましょう。

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作成年月 2023年1月